模試を最大限活用する方法|計画・当日・復習で差をつける受験生の使い方
「模試の結果に一喜一憂してしまう」
「受けた後の復習が追いつかない」
このように悩んでいる受験生は少なくないと思います。
模試は、単に今の実力を測るためだけのものではありません。
使い方次第で、合格への強力な武器になります。
今回は、私が実践していた時期ごとの模試との付き合い方をはじめ、計画の立て方、当日の過ごし方、そして復習までのリアルな活用法を紹介します。
また、別の記事では「試験本番の緊張を味方につける方法」についてもお話ししています。模試も本番の練習として活用できるので、ぜひあわせて確認してみてください。
1. 時期で変える|模試の目的とモチベーション維持法
模試は年間を通して何度も実施されます。
しかし、すべての模試を同じ意識で受けていては、疲弊してしまいます。
大切なのは、時期ごとに目的を明確に変えることです。
春〜夏|判定は一切無視して「基礎の穴」を見つける
春から夏にかけての模試で出るE判定やD判定は、まったく気にする必要はありません。
なぜなら、まだ全範囲の学習や入試レベルの演習が十分に進んでいない時期だからです。
この時期の模試の目的は、
「これまでに習った範囲で、どこが抜けているか」
つまり、基礎の穴を見つけることにあります。
解けなかった問題を見て、
「自分はもうだめだ」
と落ち込む必要はありません。
むしろ、
「夏休み中に徹底的に潰すための材料が見つかった」
とポジティブに捉えることが大切です。
結果ではなく、
「伸びしろが見つかった」
という視点で模試を活用していきましょう。
秋|実戦力と時間配分のテスト、「受けすぎ」に注意
秋になると、マーク模試や記述模試に加え、大学別の冠模試なども増えて、一気に忙しくなります。
この時期の目的は、本番を意識した時間配分と、臨機応変に解く力の育成です。
ただし、ここで注意したいのが、模試の受けすぎです。
良さそうな模試があると、つい申し込みたくなることがあります。
しかし、模試は想像以上に体力を消耗します。
さらに、その後の復習にも多くの時間がかかります。
予定を詰め込みすぎると、普段の自学自習の質が落ちてしまい、本末転倒になってしまいます。
特に秋は、他の模試とも日程が被りやすい時期です。
「本当に今の自分に必要な模試か」を吟味し、体力をコントロールしながら計画的に受験しましょう。
2. 計画編|目標設定と「模試の模試」の戦略
1か月以上前から「高得点」を狙って動き出す
私は模試をただの力試しではなく、日々の勉強の明確な一つの目標として位置づけていました。
具体的には、模試の1か月前から、
「この模試までに、この苦手単元を絶対につぶす」
と決めて勉強を進めていました。
最初から「高得点を狙いに行く」という強い姿勢で準備をすることで、中だるみしがちな日々の勉強へのモチベーションが格段に高まりました。
模試を、ただ受けるものではなく、日々の勉強を前に進めるための目標として使うことが大切です。
模試の直前には「模試の模試」をする
模試の直前には、私は模試の模試をしていました。
過去問や予想問題を使って、事前に時間配分などを確認しておくのです。
そうすることで、本番で落ち着いて実力を発揮しやすくなります。
模試本番で初めて時間配分を試すのではなく、事前に一度シミュレーションしておく。
このひと手間が、当日の焦りを減らすことにつながります。
3. 当日編|最高のパフォーマンスを引き出す過ごし方と勝負飯
模試当日は、試験中の解き方だけでなく、体調管理や持ち物などの準備も勝敗を分けます。
前日〜朝の準備と昼食の選び方
早く寝る
当たり前ですが、睡眠不足は最大の敵です。
前日は早めに布団に入りましょう。
持ち物をチェックする
万が一のための薬やティッシュといった体調管理グッズ、休み時間にエネルギーを補給できる間食などを忘れずに用意します。
会場に着いたら、体調時間の混雑に備えて、トイレの場所を確認しておくことも大切です。
昼食は「そば」がおすすめ
お昼休みに菓子パンや総菜パンを食べるのは、あまりおすすめしません。
短時間で血糖値を上げてしまうため、血糖値が急激に下がってその後の試験で強烈な眠気に襲われる原因になることがあるからです。
私は、消化がよく、エネルギーが持続しやすい「そば」をお弁当に持参したり、近くで食べたりしていました。
試験中の心構え
最初から飛ばしすぎない
多くの模試は、1日がかりで行われます。
1時間目の最初から100%の力で飛ばしすぎると、途中で体力が尽きてしまいます。
中盤は少し肩の力を抜き、落ち着いて解き進めるペース配分を意識しましょう。
臨機応変に取り組む力を身につける
事前に時間配分を決めておくことは大切です。
しかし、予想外に難しい問題が出たときは、その場で柔軟に計画を変更する臨機応変さも必要です。
「解ける問題から確実に仕留める」
という、本番さながらの割り切りを練習してください。
4. 復習編|結果に一喜一憂せず、学力を伸ばす2段階の振り返り
模試は、受け終わった後が本当の本番です。
当日と1週間以内のルール
当日は軽く振り返って、しっかり休む
模試が終わった当日は、心身ともにかなり疲れています。
自己採点やどうしても気になる箇所の軽い確認に留め、明日の勉強に備えてしっかり休みましょう。
1週間以内に本格的な復習を終える
これが最も重要です。
試験中の時間配分の焦りや、
「どうしてその選択肢を選んだのか」
という当日のリアルな雰囲気や記憶は、時間が経つほど薄れてしまいます。
遅くとも1週間以内には、間違えた問題の解き直しを完了させましょう。
答案が返ってきたらやるべきこと
成績表や返却された答案が届いたら、以下のステップで深掘りします。
1. 採点基準と講評を熟読する
特に記述模試の場合、どこで部分点が引かれたのか、採点基準を見ながら自分の答案と徹底的に見比べます。
解説冊子に載っている講評には、受験生が間違えやすいポイントがまとめられていることもあります。
次のステップへのヒントが詰まっているので、必ず確認しましょう。
2. 分からないところは先生に聞く
解説を読んでも納得いかない部分、特に記述対策の修正ポイントは、学校や塾の先生に直接答案を見せて質問しましょう。
客観的なアドバイスをもらうことで、記述力が一気に伸びることがあります。
直前期の「忘れた頃」にもう一度
模試の復習は、1回で終わりにせず、入試直前期など、少し忘れた頃にもう一度解き直してみるのもおすすめです。
過去に間違えた問題を冬場に完璧に解けるようになっていると、
「これだけ実力がついたんだ」
という大きな自信にもつながります。
まとめ|模試は本番の失敗を先に経験できる最高の練習舞台
模試は、学力を測るメーターであると同時に、本番の失敗をあらかじめ経験させてくれる最高の練習舞台です。
時期ごとの目的を明確にし、万全の計画を立て、記憶が鮮明なうちに復習する。
このサイクルを徹底して、合格を勝ち取りましょう。
浜松で模試の結果を次につなげたい中学生・高校生へ
元城アカデミーでは、浜松エリアの中学生・高校生を対象に、数学・英語を中心とした個別指導を行っています。
模試は、判定だけを見て終わらせるものではありません。
「どの単元でつまずいたのか」
「なぜその選択肢を選んだのか」
「記述答案でどこが減点されたのか」
を一緒に整理することで、次の定期テストや入試対策につなげることができます。
模試の結果に一喜一憂せず、次の学習に活かす仕組みを作っていきましょう。