大学受験直前期の英語で大切なこと|今から知っておきたい勉強法
大学受験直前期の英語で大切なこと|今から知っておきたい勉強法
本来なら、このような話題は受験直前に知ることが多いと思います。
しかし、あえてこの時期に記事にするのは、直前に知ったのでは遅いこともあるからです。
また、先の受験のことが曖昧でイメージできず、何となく勉強を進めてしまうことも少なくありません。
私自身も、現役のときは受験のことをふわっとしか想像できずに勉強してしまい、結果として思うような結果にはつながりませんでした。
だからこそ、皆さんには、「ゴールから逆算した勉強計画」を立ててほしいと思っています。
今回は、そのゴール直前にあたる時期の英語についてお話しします。
別の記事では、受験直前期の数学についても扱っていますので、そちらもぜひ確認してみてください。
なお、この記事でいう「受験直前期」とは、主に入試本番の約1か月前を指しています。
1. 直前期にしていた英語の勉強内容とその成果
過去問演習|志望校と傾向が似た他大学の問題も活用する
志望校の出題傾向を把握することは、何よりも重要です。
過去問を解くときは、厳しく時間制限を設け、本番だと思って取り組んでください。
そして、基礎の抜けが見つかれば、その都度確認して解き直す、というサイクルを徹底することが大切です。
ただ漫然と解いて答え合わせをするのではなく、一問一問を丁寧に分析し、復習するようにしましょう。
英語の場合、特に意識したいのは、解いた後の確認です。
たとえば、
- 長文の読み間違いがなかったか
- 設問の根拠を本文中から正しく探せていたか
- 英作文で同じ文法ミスを繰り返していないか
- 和訳で構文を正しく取れていたか
- 時間配分に無理がなかったか
などを確認しておくと、次の演習につながります。
また、英作文や和訳などの記述問題は、自分だけではミスに気づきにくいことがあります。
そのため、解答は信頼できる英語の先生やAIに添削してもらい、自分では気づけないミスや、よくやってしまう癖を把握しておくことが大切です。
そうすることで、本番でも
「ここはいつもミスしやすいところだから気をつけよう」
と意識できるようになります。
また、手元にある過去問が少ない場合は、信頼できる先生に相談して、似た傾向を持つ他大学の過去問や問題集を紹介してもらうのもおすすめです。
十分な演習量を確保しながら、自分の志望校に必要な力を少しずつ固めていきましょう。
最終確認・復習
英語でも、合否を分けるのは、誰もが解くべき標準的な問題を、いかにミスなく確実に得点できるかである場合が多いです。
そのため、直前期には、新しい教材に次々と手を出すよりも、これまで使い込んできた参考書や模試をざっと復習してみてください。
具体的には、
- これまで間違えた文法問題
- 模試で読みにくかった長文
- 解釈でつまずいた構文
- 英作文で繰り返したミス
- 覚えきれていない単語や熟語
などを確認しておくとよいと思います。
この復習によって、これまでの努力が見えて、本番への自信につながります。
また、少しでも分からない単語や熟語をなくしておくことも大切です。
本番でその単語が出たときに、
「これは見たことがある」
「意味が分かる」
と思えるだけで、英文を読むときの心の余裕につながります。
直前期の復習は、すべてを完璧にやり直すというより、これまで積み上げてきた知識を本番で使える状態に整えるためのものです。
学部特有問題への対応
まずは過去問で傾向を知ることが最重要です。
そのうえで、志望する学部によっては、学部特有の対策が必要になる場合があります。
特に医系学部では、医療・生命科学・健康などに関する英文や語彙が出題されることがあります。
私が受験した浜松医科大学もまさにそうでした。
そのため、私は『医歯薬系の英単語』に取り組み、医系単語を覚えるようにしていました。
もちろん、学部特有の対策だけに偏りすぎるのはよくありません。
まずは、標準的な英語力や志望校の過去問分析を土台にすることが大切です。
そのうえで、必要に応じて医系英語などの学部特有問題に対応していくと、より本番に近い準備ができます。
2. 直前期に生活面や気持ちの面で意識していたこと
生活習慣を絶対に崩さないこと
試験は朝から始まります。
そのため、受験直前期には、生活習慣を崩さないことがとても大切です。
寝不足は集中力を下げ、英文の読み間違いや設問の読み落としにつながります。
また、不安定なメンタルをさらに悪化させてしまうこともあります。
英語は、長文を読み続ける集中力や、細かい文法・語彙の判断が求められる科目です。
だからこそ、直前期には無理に夜遅くまで勉強するよりも、試験当日に頭がしっかり働く状態を作ることを意識した方がよいと思います。
私は、毎日決まった時間に起床・就寝し、十分な睡眠と食事をとることで、「試験当日の自分」を日常として作り上げることを意識していました。
本番だけ特別に頑張ろうとするのではなく、普段から本番に近い生活リズムを整えておくことが大切です。
学習日記による「努力の見える化」
直前期は、どうしても
「今のままで大丈夫か」
という不安に襲われます。
そのようなときに、私が意識していたのが、学習日記による「努力の見える化」です。
その日やり遂げたことを日記に記録することで、自分が積み重ねてきたものを客観的に確認できるようになります。
大切なのは、周囲と比較することではありません。
「昨日の自分が知らなかったことを、今日一つ得られたか」
を文字で残すことです。
たとえば、
- 過去問を時間内に解いた
- 英作文のミスを添削で確認した
- 覚えきれていなかった熟語を復習した
- 医系英単語を確認した
- 読めなかった英文の構文を取り直した
というように、少しでも前に進んだことを記録していきます。
そうすることで、客観的に自分の立ち位置を確認でき、心を落ち着かせることができました。
3. 受験直前期の英語で大切な4つのポイント
最後に、受験直前期の英語において、最も大切なポイントを振り返ります。
1. 「過去問分析」で志望校への距離を縮める
過去問は、解いて終わりにするものではありません。
志望校の出題傾向を知り、今の自分に足りない部分を確認し、本番でどう得点するかを考えるための材料です。
一問一問を丁寧に分析し、復習することで、志望校への距離を少しずつ縮めることができます。
2. 「標準問題」を徹底的に守り抜くための復習
直前期に大切なのは、新しい教材に次々と手を出すことではありません。
これまで使ってきた参考書や模試を振り返り、標準的な問題を確実に得点できる状態に整えることが大切です。
英語では、単語・熟語・文法・構文・長文読解・英作文など、これまでの学習内容を本番で使える状態にしておくことが重要です。
3. 「学部特有問題」の対策をする
志望する学部によっては、学部特有の対策が必要になることがあります。
特に医系学部では、医療系の英文や専門的な語彙に触れておくことで、本番で落ち着いて英文を読みやすくなります。
ただし、学部特有問題への対策は、基本的な英語力と過去問分析を土台にしたうえで行うことが大切です。
4. 「生活リズムと日記」で心身を整える
直前期は、勉強量だけでなく、心身の状態を整えることも大切です。
生活リズムを崩さず、試験当日に力を発揮できる状態を作ること。
そして、学習日記などを通して自分の努力を見える化し、不安を必要以上に大きくしないこと。
この2つを意識することで、直前期の不安定な時期を落ち着いて過ごしやすくなります。
受験直前期は「最終調整」の時期
直前期の過ごし方は、それまでの積み重ねを本番で100%発揮するための最終調整です。
焦って新しいことに手を出すよりも、自分の努力を信じられる材料を一つひとつ積み上げていきましょう。
まだ受験が先の皆さんは、今のうちから基礎・標準レベルを完璧にしておくことが、最後の1か月で大きな差になります。
直前期になって焦らなくて済むように、日々の学習を「ゴールからの逆算」で積み重ねていってください。
応援しています。
浜松で大学受験に向けた英語の勉強を見直したい方へ
元城アカデミーでは、浜松エリアの中学生・高校生を対象に、数学・英語を中心とした個別指導を行っています。
大学受験に向けた英語では、ただ単語や文法を覚えるだけでなく、
「志望校の出題傾向に合わせて何を優先するべきか」
「過去問演習のあとにどのように復習するべきか」
「英作文や和訳のミスをどう減らしていくか」
を整理しながら進めることが大切です。
受験直前期に焦らないためにも、早い段階から基礎・標準問題を大切にし、ゴールから逆算した学習を進めていきましょう。