医大生講師が実際に使った英語参考書・問題集とその使い方|英単語と英文解釈をどう固めたか
医大生講師が実際に使った英語参考書・問題集とその使い方|英単語と英文解釈をどう固めたか
今回は、私が実際に使っていた英語参考書と、その使い方についてお話ししたいと思います。
私は中学までの英語は比較的得意な方で、定期テストでも高得点を取れていました。
しかし、高校に入ってからは状況が一変しました。授業のスピードは一気に上がり、ただ黒板を眺めているだけでは内容が理解できなくなってしまったのです。気づけば英語は一番の苦手教科になり、模試の成績も落ち込んでいきました。
そんな私が医学部合格を目指す中で取り組んだのは、難しい長文問題に次々手を出すことではなく、英語学習の土台である「英単語」と「英文解釈」を徹底的に鍛え直すことでした。
ここでは、私が実際に効果を感じた参考書の使い方と勉強法を紹介します。
高校英語でまず大切なのは英単語です
英語学習において、何よりも最初に取り組まなければならないのが英単語だと私は思います。
語彙力がなければ、どれだけ読解のテクニックを学んでも、文章を正しく読むことはできません。
私は大学受験までに、最終的に3冊の単語帳を段階的に仕上げることを目標にして勉強していました。
まずは『ターゲット1900』を徹底しました
高校1年生から受験の標準期にかけてメインで使っていたのが、『ターゲット1900』 です。
これに加えて、公式アプリの 「ターゲットの友」 も徹底的に併用していました。
進め方としては、まず紙の単語帳で1セクション100語ほどに目を通し、スペルと意味を頭に入れます。その直後にアプリの一問一答機能を使ってアウトプットしていました。
このアプリは、正解を重ねることでキャラクターが育つゲーム要素があり、勉強のハードルを下げてくれます。単語学習は単調になりやすいですが、そうした仕組みのおかげで継続しやすかったです。
また、アプリで間違えた単語は、すぐに紙の単語帳に戻って印をつけ、翌日に再確認するようにしていました。
この**「紙とアプリの往復」**を何周も繰り返すことで、単語が少しずつ定着していった感覚があります。
次に『速読英単語 上級編』へ進みました
『ターゲット1900』を8〜9割ほど定着させたと判断した段階で、私は 『速読英単語 上級編』 に進みました。
この単語帳の良さは、単語を単体で覚えるだけでなく、文脈の中で覚えられることだと思います。
そのため、単なる語彙の追加にとどまらず、長文を読む体力づくりにもつながりました。
英単語は、ある程度までは単語帳で機械的に覚えることも必要ですが、その後は文章の中で出会いながら定着させていくことが非常に大切だと感じています。
直前期は『医歯薬系の英単語』で医学部対策をしました
共通テスト後の直前期には、二次試験対策として 『医歯薬系の英単語』 に集中して取り組みました。
医学部の入試では、一般的な受験英語よりも専門的な背景知識があるかどうかで読みやすさが変わることがあります。
この単語帳で医療系・理系の語彙を入れておいたことで、本番で出題された長文も以前よりスムーズに読み進めることができました。
単語学習はスキマ時間を使うのが効率的でした
英単語は、机に向かって長時間やるよりも、
- 通学中の電車の中
- 待ち時間
- 寝る前の15分
といったスキマ時間を細かく使う方が効率的だと感じていました。
ただし、一人で続けているとどうしても甘えが出やすくなります。
そこで私は、信頼できる学校や塾の先生にお願いし、定期的に単語テストを対面でしてもらっていました。
「次のテストまでに覚えなければいけない」という締め切りと、目の前で確認される緊張感があることで、記憶の定着率はかなり上がったと思います。
英文解釈は「なんとなく読む」状態を抜け出すために必要でした
英単語の基礎が少しずつ固まってきたら、次に大切なのが英文解釈です。
英文解釈とは、英文の構造を正しくつかみ、日本語に正確に訳す力のことだと思っています。
この力がつくと、それまでフィーリングで読んでいた英文が、論理的に読めるようになります。
特に、高校英語でつまずいた人ほど、ここを丁寧にやり直すことは大きな意味があります。
使っていた解釈書は『基礎英文問題精講』と『英文熟考』でした
英文解釈を学ぶ際には、塾のテキストに加えて、
- 『基礎英文問題精講』
- 『英文熟考 上・下』
に取り組みました。
これらの参考書を進めるうえで、私が最も意識していたのは、ルールに則った品詞分解です。
品詞分解のルールを決めて英文を整理していました
私は自分の中で記号のルールを決めて、英文に書き込みながら読んでいました。
たとえば、
- 名詞句・名詞節は [ ]
- 副詞句・副詞節は ( )
- 形容詞句・形容詞節は < >
のように区別していました。
最初は基礎的な参考書の一文一文に対して、
「主語はどこか」
「動詞はどこか」
「どこが名詞を修飾しているのか」
を丁寧に確認していきました。
その後は、短めの長文全体に記号を書き込む練習も行いました。
この作業は地道ですが、続けているうちに、記号を書かなくても頭の中で英文の構造が自然に見える感覚が出てきます。
その感覚がつかめるようになると、長文読解や下線部和訳でもかなり安定して対応できるようになりました。
英文解釈は記述問題にも大きく役立ちました
医学部受験では、記述式の問題が出ることも少なくありません。
特に下線部和訳では、なんとなく意味を取るだけでは不十分で、文法規則に基づいて正確に訳すことが必要です。
英文解釈を丁寧に積み重ねたことで、難しい英文でも「なんとなく読む」のではなく、構造を一つずつ確認しながら読み解けるようになりました。
これは、本番で大きく減点されにくい答案を作るうえでも非常に役立ったと思います。
結局、英語で大切なのは基礎をどこまで徹底できるかだと思います
医学部受験の英語というと、難解な長文やハイレベルな英作文ばかりが注目されがちです。
しかし実際に受験を終えて強く感じるのは、合否を分けるのは派手な応用力よりも、基礎をどこまで徹底できたか だということです。
一度は高校英語の壁の高さに挫折し、偏差値も大きく低迷した私だからこそ言えるのですが、英単語と英文解釈という一見地味に見える基礎トレーニングこそが、どんな難しい問題にも揺るがない英語力につながるのだと思います。
英語に挫折している人ほど、まずは土台から立て直してほしいです
もし今、授業についていけず、英語が苦手になってしまっている人がいたとしても、諦める必要はありません。
まずは、
- 一冊の単語帳をしっかりやること
- 一冊の英文解釈書を丁寧にやること
から始めてみてください。
遠回りに見えても、その基礎固めが後から大きな力になります。
私自身、高校英語で一度つまずいたからこそ、そのことを強く実感しています。
まとめ|英語参考書は「単語」と「解釈」の土台づくりが大切です
私が英語学習で特に大切だと感じたのは、英単語と英文解釈を徹底することでした。
具体的には、
- 『ターゲット1900』とアプリで基礎語彙を固める
- 『速読英単語 上級編』で文脈の中で単語を定着させる
- 直前期は『医歯薬系の英単語』で医学部特有の語彙を補う
- 『基礎英文問題精講』や『英文熟考』で英文構造を丁寧に読む
といった形で土台を整えていきました。
英語参考書は、たくさん手を出すよりも、目的を持って使い分けることが大切だと思います。
元城アカデミーでは、このような実際の受験経験も踏まえながら、生徒さん一人ひとりに合った英語の学習の進め方をご提案しています。
英語参考書の使い方や勉強法でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談いただければと思います。