大学受験直前期の過ごし方|医学部合格を目指した冬の勉強法

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大学受験直前期の過ごし方|医学部合格を目指した冬の勉強法

12月から2月、3月にかけての冬は、受験生にとって最も精神的に追い込まれる時期です。

しかし同時に、最後の踏ん張りが合否を分ける、本当に大切な期間でもあります。

「勉強の成果が出るまでには2〜3か月かかる」とよく言われます。

もちろん、直前期だけで急にすべてが変わるわけではありません。

それでも、直前期の勉強にどう向き合うかは、入試の結果にそのまま反映されると言っても過言ではないと思います。

今回は、私が高校3年間、そして浪人時代を振り返って、大学受験の直前期にどのように勉強していたのかをお話しします。

共通テスト直前期|12月〜1月中旬の状況と勉強内容

12月に入ると、勉強の8〜9割を共通テスト対策に切り替えました。

医学部受験において、共通テストで確実に高得点を取ることは、非常に重要だからです。

この時期、多くの受験生が焦って過去問や予想問題集をひたすら解きます。

もちろん、時間配分や形式に慣れるために、演習量をこなすことは大切です。

しかし、ただ丸付けをして点数に一喜一憂するだけでは、点数はなかなか伸びません。

本当に受験生を苦しめるのは、形式の壁ではなく、根本的な知識の抜け、つまり基礎不足です。

「マーク式の演習」と「記述・基礎の確認」のバランス

12月だからこそ、本番で1点でも多く取るために、私はマーク式の演習記述・基礎の確認のバランスを徹底的に意識しました。

ただ問題を消費するのではなく、演習を通して見つかった弱点を、その都度つぶしていくことを大切にしていました。

英語であれば、共通テスト対策をしながらも、2次試験向けの記述や単語の最終確認を並行しました。

理科は、間違えた問題があれば教科書や問題集の類題に戻り、
「本番で出たら絶対に間違えない」
という状態に近づけるようにしました。

数学も、共通テストの誘導に乗る練習をしながら、数Ⅲの記述力を鈍らせないようにしていました。

もし穴埋めでつまずいたら、問題文の条件を見落としていないかを丁寧に確認します。

そして、
「三角関数が弱い」
などの弱点が見つかれば、そこだけ学校の傍用問題集に戻って解き直しをしていました。

タイマー演習で本番の集中力を作る

また、問題を解くときは常にタイマーを計り、本番と同じ緊張感を持たせていました。

共通テストは、時間との戦いでもあります。

普段から時間を測って解くことで、
「どの大問にどれくらい時間を使うか」
「迷ったときにどこで切り替えるか」
「焦っても最後まで解き切るにはどうするか」
を意識できるようになります。

当日の試験会場で、周りで何が起こっても、目の前の用紙だけに100%没頭できる集中力。

それは、この時期の毎日のタイマー演習から作られるものだと思っています。

2次試験直前期|記述モードへの切り替え

共通テスト後は、すぐに2次試験の記述モードに切り替えました。

毎日自習室にこもり、1日10時間以上勉強していました。

併願校の入試は、記述の「模試」と捉えていました。

過去問を3年分ほど解いて本番に臨み、試験後は分からなかった知識だけを復習しました。

それ以外の時間は、すべて第一志望校の過去問演習と基礎の補強に費やしました。

第一志望校の過去問は、8〜10年分ほど取り組みました。

医学部受験は、大学ごとに問題の特色が強いです。

そのため、ただ多くの問題を解くのではなく、傾向をつかんで重点を絞ることが大切だと感じています。

第一志望校までの計画を具体的に書き出す

私は共通テストが終わったあと、第一志望校の試験前日までの大まかな英語・数学・理科の計画を立てました。

そして、毎日のタスクをスケジュール帳に書き出していました。

具体的な工夫としては、苦手な数学と化学の間に、得意な英語を「気分転換」として挟むスケジュールで回していました。

苦手科目ばかりを続けると、どうしても気持ちが重くなってしまいます。

逆に、得意科目ばかりに逃げても、弱点は残ったままになります。

そのため、苦手科目から逃げずに取り組みつつ、得意科目をうまく挟むことで、勉強を続けやすい形にしていました。

科目ごとの直前期の対策

英語

英語は、時間を測って過去問を解き、英作文は先生に添削を依頼していました。

自分では気づけない表現のミスや、繰り返しやすい文法ミスを確認するためです。

また、医療系単語や頻出フレーズ、過去問での気づきをまとめたノートを作り、直前まで見直していました。

直前期は、新しいことを増やしすぎるよりも、これまでに見つけた注意点を本番で使える状態にしておくことが大切だと思います。

数学

数学は、過去問でよく狙われる単元を把握し、チャートなどの問題集で類題を解き直していました。

第一志望校の傾向を見て、よく出る分野や、自分が失点しやすい分野を重点的に確認しました。

過去問で解けなかった問題をそのままにするのではなく、似た問題に戻って解き直すことで、少しずつ穴を埋めていく意識でした。

理科

理科では、物理を得点源にするために、『良問の風』『名門の森』で演習を行いました。

一方で、苦手だった化学は、過去問に関連する単元の問題を数多くこなしました。

苦手科目は、どうしても後回しにしたくなります。

しかし、医学部受験では、1つの科目が大きな穴になると全体に響いてしまいます。

そのため、得意科目を伸ばすだけでなく、苦手科目を最低限戦える状態まで引き上げることを意識していました。

医学部特有の面接対策

医学部受験では、筆記試験だけでなく面接対策も必要になります。

私は、直前の1週間から毎日30分、塾の先生や親に面接官役をお願いして練習しました。

志望理由や医師を目指す理由などは、自分の中で分かっているつもりでも、実際に声に出して話すと意外とうまく言葉にならないことがあります。

そのため、短時間でも毎日練習して、自然に話せる状態にしておくことが大切だと思います。

また、1日目の筆記試験が終わったあとの夜にも、最後の確認をして、2日目の本番へ臨みました

浪人時代の直前期

浪人生活は、1年間ひたすら勉強する日々でした。

そのため、正直なところ、
「ここからが直前期」
という明確な区切りはありませんでした。

現役時代の反省を活かし、
「計画を立てる」
「漫然とやらない」
「苦手な数学・化学から逃げない」
という危機意識を常に持っていました。

予備校の授業後は、閉館まで自習室で復習するサイクルを4月から継続しました。

模試に追われるうちに、気づけば共通テストを迎えていたような感覚です

不安な時こそルーティンを崩さない

それでも、12月になると
「後がない」
というプレッシャーで不安になりました。

しかし、そんな時こそ、4月から続けてきたルーティンを崩さないようにしていました。

さらに勉強時間を増やし、数学と化学の復習に没頭することで、不安をかき消していました。

「1年やったから大丈夫」と油断しない。

できない問題は、徹底的に基礎に戻る。

この地道な積み重ねが、最終的な自信につながりました。

生活面と気持ちの面で意識していたこと

直前期は、勉強と同じくらい、体調とメンタルの管理が合否を分けます。

どれだけ勉強してきても、本番当日に体調を崩してしまったり、緊張で力を出し切れなかったりすると、実力を十分に発揮できません。

そのため、私は生活面と気持ちの面でも、できるだけ本番を意識して過ごすようにしていました

朝型の生活を徹底する

生活面では、入試本番に合わせた朝型の生活を徹底しました。

夜11時半には布団に入り、朝6時に起きるルーティンを継続できるように心がけました。

入試の1時間目に脳がベストな状態で動くようにするためです。

直前期は、夜遅くまで無理に勉強したくなることもあります。

しかし、入試は朝から始まることが多いです。

そのため、直前期ほど、試験当日に合わせた生活リズムを作ることが大切だと思います。

周りと比べず、「今日やるべきこと」に集中する

気持ちの面では、とにかく周りと比べないことを意識していました。

模試の結果や周りの進捗を聞くと、不安になることがあります。

「自分は遅れているのではないか」
「もっと難しい問題をやった方がいいのではないか」
「このままで間に合うのか」

そう感じることもありました。

しかし、そのような時ほど、私は「今日やるべきこと」のリストだけに集中するようにしていました。

目の前の1問に没頭し、自分で決めた計画を日々こなしていくこと。

それが、一番の安心感につながっていたと思います。

直前期に大切なのは、問題を消費することではなく弱点をつぶすこと

大学受験の直前期は、どうしても焦りや不安が大きくなります。

そのため、過去問や予想問題集をたくさん解くことで、安心したくなることもあります。

しかし、大切なのは問題をたくさん消費することではありません。

演習を通して見つかった知識の抜けや弱点を、1つずつつぶしていくことです。

共通テスト直前期は、マーク式の演習と基礎の確認のバランスを取ること。

2次試験直前期は、第一志望校の傾向に合わせて、記述力と基礎を最後まで固めること。

そして、生活リズムを整え、周りと比べず、今日やるべきことに集中すること。

この積み重ねが、最後の自信につながっていくと思います。

浜松で大学受験に向けた勉強を見直したい方へ

元城アカデミーでは、浜松エリアの中学生・高校生を対象に、数学・英語を中心とした個別指導を行っています。

大学受験や医学部受験に向けた勉強では、
「今の時期に何を優先するべきか」
「共通テスト対策と2次試験対策をどう切り替えるか」
「過去問演習をどう復習につなげるか」
を整理しながら進めることが大切です。

直前期に焦らないためにも、日々の学習の中で基礎を大切にし、自分に必要な課題を一つずつ積み重ねていきましょう。